インソールとは?②~使う時に感じる事~

いい足 いいあした担当 細川です。
さて、前回は「インソールがいる理由」
について書きました。
前回
インソールとは?①
~インソールがいる理由~

インソールがいる理由の2つ目として
「正しい状態を維持する」ために
「補助する・矯正する」
という役割があるんです。
とお伝えしました。
今回はそこからお伝えしたいコト
特にお子さまのインソールについてです

補助や矯正が必要な
足はどういう状態?

ツライ状態が普通
日常として固定化されている

それが補助や矯正が必要な人の足です

言い換えると
快適な状態を知らないから
ツラいかどうかがわからない

からだLabGoothで安藤が見て
「自分の足」にしっかりとフィットした靴
を購入されたお客様はよく
その快適さにびっくりしますΣ(゚Д゚)

それが子どもなら本当に素直な反応で
・履いた靴を脱ぎたがらない
・今まで歩かなかった
 すぐ抱っこをせがまれたのに
 歩きたくてしょうがない
と物凄く極端に変わりもします
【参考】
安藤さんに連絡してください!(3歳)
「安藤シューズ」デビュー

もちろん大人も一緒です!
歩くとすぐ足が痛くなる
1時間も歩くと足が疲れて痛い
だから歩くのは嫌い
大人ならこういう状態がもう数十年!

大人も子どもも
そんな「ツライ日常」が固定された足が
「補助、矯正=インソールで通常」
にされるとどうなるか?

この歪みが本人にとっての日常で正常

 

これがインソールを使うときに
知っておいてほしいこと!

「通常、正常」の状態が
本人には違和感になる場合がある

ということです

もちろん違和感がでないことも
たくさんあります
が今回は違和感のお話です

「正常」が違和感?

「ツライことが日常で普通」だったんです
インソールで「作ったばかりの正常」は
本人には「突然の非日常、違和感」
になってしまうんです…

だからインソールを作ってしばらくは
「違和感」を訴えることがあります

ただ本当に本人に合わないインソールでも
もちろん「違和感」は出ます
なのでこればかりは信頼できる所や
経過を見ながら調整してくれる所
で作ってもらうしかありません

ただ

「正常に戻す」ためにの過程に
「違和感」が出ることがある

このことを覚えておいてほしいんです

違和感を無視すると

本人にぴったりと合うインソールなら
「通常、正常」に戻るんだから
快適に過ごせるんじゃないの?
私も最初はそう思っていました。

しかし
「ツライ状態が普通」だったんだから
「矯正された状態(正常)がツライ」
んです

イメージとしては

ケガや病気の後に行う
通常に戻るための「リハビリ」がツライ
のと同じ

でも本当にツラいのはリハビリよりも
悪い状態を抜け出せず体が弱り続ける事

このままだとどんどん体が弱って悪くなる
未来を考えたらリハビリをした方が良い
のはわかりきっているんだけど…

でも本人が「今」ツライのはリハビリ
だからリハビリをしたくない

インソールも同じ面があります
「通常、正常」と言われるものに
やっている本人は「違和感」を感じる

リハビリのツラさが人にわからないように
インソールの違和感も人にはわかりません
でもそんな中「正しい状態」に向かうため
「なんとか我慢して、頑張って」って
本人以外は言ってきます

本人が思う感覚は理解されずに
「我慢して、頑張って」と言われると
ストレスを抱えてしまいます

すると何が起こるのか?

そのコトが嫌いになる

子どもはそうなる可能性が凄く高いです
大人だってツラいことはしたくないし
思った以上に耐えられません

そんなことない!
大人は我慢できる!
って思われた方
よく考えてみてください…

例えば「ダイエット」
出来るならしたくないですよね?
何度しようと思っても
やっぱりどこかで気がゆるみ戻ってしまう
ダイエットは食べることを「我慢して」
「頑張って」運動を続けないとダメ

「ツラい」ことだから「我慢、頑張る」
っていう表現になってしまいます

やろうと思えばいつだって出来る
そんなダイエットですらすぐ挫けてしまう
大人でもツラいことはしたくない

さらにダイエットをうたう本が
「何十年も常に出まくっている」
事実ですよね

この事実を逆に言えば
ほとんどの本が失敗する
って証拠なんです…

これなら必ず成功!という本があるなら
「何十年も新しく出まくっている」
はずがないんです…

なぜ失敗するのか?
「ツラいこと(ダイエット)」を
「想像以上に嫌い・したくない」からです

大人だから我慢できる!
ということはありません
「人」としてツラいことを避ける
という当たり前の事は誰でも起こります

であるならば!
子ども本人がツラいと感じた事を
我慢して頑張る理由
なんてあるでしょうか?

大人でも難しい「我慢して頑張る事」を
何人の子どもが「我慢して頑張れる」
のでしょうか?

むしろ横で「頑張れ、頑張れ」って
言われれば言われるほど
ツラい本人からしたら
「なんでそんなこと言うの?
ちゃんと私の言うこと聞いてよ…」
って思うんです。
そうすると

めっちゃくちゃそのコトが嫌いになる

というあたり前のことが起こるんです
学校の勉強が嫌いになる原因としても
よくこういう事が起こっています

こうなってしまうと
「あなたのために」とか
「良くしようと思ってしたこと」でも
本人には受け入れられません

インソールどころか
靴を履く事すら嫌になってしまう…
足を触られるだけで泣きじゃくる…

そんなことが起きうるんです
病院をみるだけで泣いてしまう
そんな状態と一緒です


だから
違和感がでる場合もあるということを

理解して欲しい

のです

インソールについて
ご協力してほしいこと

からだLabGoothでも
インソールを取り扱います
もちろん足に合うように
インソールを加工・調整などを行い
経過などもみさせて頂いてます
それはたとえば

眼鏡をつくる

海外ではそんな気軽な感覚で
インソールを作るんです

ただその過程(特に履き始め)で
違和感が出るかもしれない
ということは理解してほしいのです

大人なら自分が理解すれば良いのですが
子どもへのインソールならば
いつも一緒にいる親御さまが
「一番の理解者」であってほしいのです

インソールを作ってもお子さまは
「痛い、違和感ある」とか
「なんか嫌」と言うかもしれません
それはごく当たり前のことなんです

その時に頭ごなしに
「我慢しなさい」って抑えては
気持ちまでツラくなってしまいます

そうではなく
本人のツライ思いを聞いたうえで
「一緒にがんばろう!」と励まし
子どもだけではなく

親子で一緒に直す

というご協力がどうしても必要になります

もちろん何も違和感なく使ってもらえる
こともたくさんあります!

足を正常に戻していくために
子どものインソールがいる時はいつも
親子で一緒に直す
というご協力をよろしくお願い致します

そしてその先にはきっと

今までのツラさが嘘のような
味わったこと素晴らしい
快適な足
快適な歩き

が待っていると思います!

安藤が掛ける足への魔法
ぜひとも味わってください!

きょうも来ていただいて
ありがとうございます!

【記事を書いている人】細川浩章

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