「いい足 いいあした」担当の細川です。
前回までで「男は靴をこう選びがち」な理由を言いました。
①足のサイズを測ったことがない
②幅や厚み(足囲等)を考慮して選んでいない
③靴ひも全部をゆるめてためし履きしていない
④男の意地!
これらを組み合わせていくと、
「なんで足よりけっこう大きいサイズの
靴をえらんでしまうのか?」が見えてきます。
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めんどくさい図だな!と思ったあなた!
男の意地はおいといて…
実はこの図は男性に限ったことではありません。
女性はもちろんのこと
子どもからご年配まで全員に関わってきます。
子どもの靴を選ぶお母さんならば、
子どもにもかかわってくることです。
なるべくわかりやすく説明するので…
もう少しだけ!おつきあいください。
①足のサイズを測ったことがない
足のサイズを測ったことがないので、
縦サイズを知らない=勘(感覚)で選んでいる
ということになります。
縦サイズですら知らないのなら、
よりマイナーな横幅は知るよしもありません。
もちろん縦サイズを測ったことがあっても、
横幅は測ったことがない(覚えていない)方もいます。
どちらにせよ「自分の足の横幅をしらない」のです。
自分の足の横幅が「頭の中(知識)にない」。
知識にないものは自分で気づくことはできません。
とても単純な理由なんです。
②幅や厚み(足囲等)を考慮して靴を選んでいない
知識があっても意識がなければ意味を無くします。
「意味を無くす」を言い替えると、
「役にたつ」はずの知識が
「役にたたない」知識に成りさがるのです。
自分の足の横幅を知っていても、
横幅や足の厚みを考慮して靴を選ぶ意識がないと
横幅を無視した靴選びとなってしまいます。
知識があっても役にたたなくなってしまいます。
③靴ひも全部をゆるめてためし履きしていない
さいごに知識や意識があっても
行動が伴っていなければ
やはり間違えた靴にたどりつきます。
靴は根本まで靴ひもをぜんぶ緩めて履かないと
足が入らないパターンは多々あります。
本当は足が入るサイズの靴だったとしても、
靴ひもで締まっている分だけ足が入らない。
文字にするとこれもすごい単純なんですよ…
でも靴ひもを根本までぜんぶ緩めて履いている人を
日常はもちろん靴屋でもほとんど見ることはありません。
靴ひもを根本までぜんぶ緩めて靴を履いている人
周りにおられますか?
あなたはいかがでしょうか?
ということで
②幅や厚み(足囲等)を考慮して選んでいない
③靴ひも全部をゆるめてためし履きしていない
場合は足のサイズを知っていても(知識があっても)
靴の横幅を合わす習慣 (意識や行動) がない
ということになります。
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ここまでくると左側の図は制覇したようなもの!
知らないものはそもそも気づかないんです。
横幅を合わせる習慣がなければ気づけないんです。
「知識が無い」と気づかない。
「知識が有って」も「意識が無い」と意味がない。
「意識が有って」も「行動が無い」なら、
間違えている場合は間違えたまま変わりません。
「知識」「意識」「行動」どれが欠けても
自分の足にあった靴を選ぶのはむずかしいんです。
足育講座や足計測をなぜするのか?
これらの要素をすべて含んでいるんからなんです。
「だから大きい靴を選んでしまう」
大きい靴をえらぶとどうなるのか?
をふくめて次回につづきます。
きょうも来ていただいて
ありがとうございます!
【記事を書いている人】細川浩章